201系900番台 外観写真
試作車と量産車では同形式ながら外観上大きな違いが多数あります。
その代表として「前面」「台車」「屋根」「戸袋窓」等が挙げられます。
その辺を量産車と写真で比べて見たいと思います。

前面
末期は営業運転で先頭に出ることはなかったが試作車(以下:試作)と量産車(以下:量産)で異なる部分が多数ありました。
量産車と異なる部分

1:運行番号表示枠
試作はグレー
(日車製:ライトグレー・東急:ダークグレー)
量産では黒色に変更

2:HM用手摺り形状
試作登場時は今まで標準的なHM用手摺り(103系と同様)でした。
後の量産化改造で量産車に準ずる形状に変更されました。
しかし、元の手摺りを活用したため量産とは微妙に違います。
→比較写真

3:ブラックフェイス配置
細かい話ですが試作と量産でブラックフェイス部の窓配置に違いがあります。
寸法的な話ではよくわからないと思うので合成写真を作成してみました。

HM用手摺りの比較
左が試作、右が量産です。
1と2が登場時に付いていた手摺りです。
それを活用したため量産と異なる配置になっています。

前面の比較
真ん中の部分だけ量産で合成してあります。
多少のズレはありますが、ほぼ合わせたつもりです。

試作と量産で表情が少し違うと感じている方もいると思います。その原因が以下の窓配置によるものだと思います。

行先表示窓と運転席窓の間隔が試作の方が狭くなっています。
それに合わせて窓配置が全体的に試作の方が上になっています。
そのため窓下のブラックフェイス部が広くなっている。










台車
  モハ・クモハ クハ・サハ
試作車 DT46X・DT46Y TR231X・TR231Y
試作車(改造後) DT46XA・DT46XB TR231XA・TR231YA
TR231XB(電装解除車)
量産車 DT46 TR231
量産車(軽装車) DT46B TR231A
軽装車:S582次債務車以降〔クハ135〜・モハ264〜・サハ92〜〕

台車比較
簡単に比較してみましょう。

写真上が試作・下が量産、左が付随台車のTR231系・右が動力台車のDT46系。
各製造時期により仕様が異なりますが大まかな点を。

 台車方式が異なります。
試作「空気バネ車体直結方式」(ダイレクトマウント)
量産「大径心ざら支持方式」(インダイレクトマウント)
上記の仕様の違いが外観上・機能上大きな特徴となっています。
細かい分類については資料館の「台車」を参照して下さい。


この写真、クモハ200-902とクハ201-902の併結部です。

いつの段階で撤去されたかわかりませんが、クモハ200の台車には「排障器」がありません。
屋根(屋上)
屋根や屋上機器についても試作・量産で異なる点が多くあります。
そのなかでも「モハ201」はかなり多くの特徴を持っていました。
モハ201配管跡 試作の特徴である「モハ201」の2丁パンタ。

量産改造の際に1基撤去になりましたが最後までパンタ台・配管跡が存在していました。





画像をクリックすると大きな画像が開きます。

試作のモハ201のパンタ周り

大きな特徴は「ヒューズ箱」が存在すること。
そしてベンチレータ、量産が「P--AU-」に対し試作は「P--AU--P
(P:パンタ AU:クーラー 数字はベンチレータの数を表します)
試作・量産でベンチレータ配置間隔が異なる。


左が試作・右が量産
屋根は103系と同じく布貼りでした。
そのため、車端部には「キャンパス止め」が存在します。

戸袋窓
試作車を特徴付ける大きな部分。
この細長い戸袋窓は試作のみ、これも見分ける大きな特徴でした。

ドア窓と比べ戸袋窓の上面は少し低い位置にあります。
一応、参考

量産車
戸袋窓とドア窓は同一寸法









車掌側通風口
試作と量産で大きさが異なります。
試作
量産

チョッパ装置
床下機器の違いを挙げるとキリがない(?)と思うのでチョッパ装置の比較の写真だけ。
量産化改造により量産車に準ずる改造を受けています。
外観はそのままで、量産の「CH1」と細部が異なります。また、艤装位置も海・山反対になっています。

写真上:試作の「CH1」 下:量産の「CH1」

おまけ
平成13年5月 大宮
クモハ200-901



▼大きな画像が開きます
試作車が京葉線に転属整備を受けた際の写真。
保安装置表記に注目、ATS-PとSN表記になっています。後日正規に修正。
この時は先頭に立って本線を走るのかと一瞬ときめきましたが、よく見るとATS-P車上子がありません。

形式・編成写真   201系900番台   車内写真

inserted by FC2 system