展望電車『四季彩』 車両の観察(その2:車内)

■これまでで経緯と外観の特徴を簡単に述べてきた。
このページでは四季彩の車内にスポットを当てて紹介していきます。

展望電車 車内の概要

座席

展望電車改造前は標準的なロングシートを配した通勤形の車内。(写真A1)
写真A1

この配置を大井工場(現:東京車両センター)で改造をし以下のような座席配置に変更した。

上からクハ201、モハ201、モハ200、クハ200である。(画像クリックで大きな画像を別窓で表示)

川側の座席をすべて撤去、クハ201とモハの3両はクロスシート(写真A2)に。クハ200はペアシート(注1)(写真A3)を設置。 3人掛け座席は基本的にそのままでクハ200のみ座席を撤去し車椅子スペースに変更した。(写真A4)
山側の座席はロングシートのままであるがモケット交換の上、バケットタイプに変更してある。(写真A5)

写真A2 写真A3
写真A4 写真A5
注1:ペアシートは跳ね上げ式で常時閉じた状態(写真A3)になっている。
テーブル

201系のドアエンジン(TK4J)は国鉄通勤形標準である座席下に設置されている。
この展望電車ではドアエンジンをそのまま残し改造、その結果座席と窓の間に空間が出来てしまうが テーブル兼荷物置き場とし(写真B1,B2)デッドスペースの有効活用をしている。
写真B1
写真B2



四季彩の外観の特徴となっている大型1枚窓。(写真C1,C2) すべて固定式で開閉は不可能、またカーテンも無い。このガラスはE231系で用いられている緑色の熱線吸収ガラスである。 そのためカーテンを不要とし眺望に支障をきたさないように配慮されている。
このガラスの大きさは前項で述べているのでそちらを参照して下さい。 (車両の観察 その2:車体

山側の窓に関しては改造されておらず原形の「上段下降・下段上昇」式である。(写真C3) カーテンは変更されておらずオリジナルの「綾織り縦縞模様」のままである。

写真C1
大型の窓ガラス、1両に3枚ある

写真C2
3人掛けシート部の一枚窓

写真C3
山側は従来と変化無し

袖仕切

現在青梅線奥多摩口運用に付く4両編成の7人掛け座席の袖仕切上部に防寒用の風防板が取り付けられてる。(写真D1) この風防板取付はこの展望電車が最初であった。

展望電車では当初各車輌季節に合わせモチーフを風防板に印刷で表現している。
改造当初の季節配置により クハ201が「雪の結晶」(写真D2)、モハ201が「紅葉」(写真D3)、モハ200が「ひまわり」(写真D4)、クハ200が「桜」(写真D5)である。 途中夏のモチーフが「ひまわり」から「れんげしょうま」に変更になったが仕切板は「ひまわり」のまま変化がなかった。
新塗色移行時、季節が逆転したがこのときも風防板の配置替は行われず 春の車両に「雪の結晶」となるなど車内は中途半端な改造にとどまっている。

写真D1
 写真D2  写真D3
 写真D4   写真D5 
上記の写真からも解るように風防板が青梅線一般車は半透明の磨りガラス風、展望電車が透明と異なるのも特徴。 共に材質はアクリル板であると思われる。
尚、車端部3人掛け部分の袖仕切には風防板が川・山側共取り付けられていない。

化粧板

川側の座席撤去、窓取替を行った所以外は201系オリジナルの室内化粧板(天井:白,腰板・吹寄:クリーム9号)を残している。 交換された化粧板は艶有りの模様付き。 クハ200の模様だけ座席同様他の3両と異なっているのも見逃せない特徴である。(写真E1,E2)
写真E1
クハ201・モハ201・モハ200の化粧板。
写真E2
クハ200の化粧板。

床(敷物)

展望電車改造時に床敷物がグレー系(模様有)の物に交換された。
2006(平成17)年6月出場時、出入台の滑り止め部が変更されているのが確認されている。(写真F1,F2)
写真F1
登場当時の出入台 滑り止めが床材の突起であり、滑りやすく効果薄であった。
写真F2
新色移行時に滑り止め材を貼り付け、感触的にかなりの効果があるように感じた。
現在の床敷物は出入台付近と座席部分で敷物の張り替えがされてる。 同じ敷物ながら経年変化により色調が少し異なっている。
網棚(荷物棚)

川側の7人掛け座席取替時に座席に付随する網棚は撤去されサハ204で用いられたような小型の荷物棚が取り付けられた。 小型故に標準で2個取り付けられているが(写真G1)、クハ201の方向幕がある場所に関しては1個のみの取付となっている(写真G2)。
またクハ200にある車椅子スペースには荷物棚は取り付けられていない(写真G3)。
写真G1 写真G2 写真G3

その他

@改造銘板
大井工場で改造された証の銘板が車両メーカーの銘板上に取り付けられている。

しかし、2006年4月9日に確認したところ、モハ201の銘板が何者かにより外されているのを確認、非常に残念なことである。

左の写真はクハ201-134

Aテーブルの柄
上記テーブルの項では触れなかったがテーブルには柄がある。 以下にテーブルの柄を写真で示す。


2006-4-13 公開開始



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