シングルアームの霜取りパンタ

前から3両目のモハ201,シングルアームパンタは霜取用

■豊田電車区のH6編成(クハ201-42〜・第29編成)8号車モハ201は霜取りパンタにPS35Cを装備した異端車.

中央線用のH6・H20〜25(※注1)の7編成には冬季の架線に付着する霜を除去するためのパンタグラフが装備された.
このパンタグラフは非集電であるが,集電用パンタグラフと同様に狭小トンネルに対応するパンタグラフを装備.
この霜取パンタグラフは1997(平成9)年度下半期,6編成を対象に8号車モハ201の高尾寄りに設備された.
編成番号もH20番台(20〜25)とし他の編成と区分,冬季は高尾発下り初電で限定的に運用され, 架線に付着した霜を除去する役目を担った.
その後2001年(平成13)4月,H6編成にも霜取りパンタグラフが設備された. しかしH20番台編成と異なりパンタグラフはPS35Cのシングルアーム式パンタグラフとなり異彩を放った.
それ以降霜取りパンタグラフの増設は実施された編成は無く計7両が存在した. また霜取り運用は2003(平成15)年度まで(〜2004-3)で, 2004(平成16年度)以降は霜取りパンタグラフを使用する運用が無くなりパンタグラフの使用を停止しているが, パンタグラフはそのまま搭載された.

2007(平成19)年1月,後継車輌E233系の増備によりモハ201-90を含む第29編成は, 長野総合車両センターへ回送され霜取りパンタグラフ装備車としては最初に廃車解体された.

 ※注1:2007(平成19)年3月のダイヤ改正以降,H21〜25編成は分割併合運用から撤退.
 H20→T119,H21→T120,H22→T121,H23→T125,H24→T129,H25→T130
 へそれぞれ変番を実施している.

■末期の姿

青梅駅に停車中のモハ201-90.
末期はパンタグラフを使用していなかったため非常にきれいな状態であった.

■H20番台編成との比較
2006-7-8 2005-11-30
パンタグラフ周り、左がH6編成モハ201-90(PS35C),右がH22編成モハ201-179(PS24)

基本的に両者とも大きな違いは見られないが,鍵外しのストレートクランク設置位置(パンタグラフ〜避雷器間)がPS35Cではパンタグラフ寄りになっており, 通常のパンタグラフと同じ差異が見受けられる.
また妻板部まで塗り屋根材を延長して施工された跡が解る.

余談ではあるがパンタ引き紐は集電パンタと同じ方向で扱えるように設定.
そのため鍵外しは初期に製造された6編成(モハ201-1〜15,19〜21)と同じ取り回しになっている.
(貫通路上部でのクロスオーバーは無く左側のみ引き紐が降りる.また車内での扱いも多車同様行える.)

その他パンタグラフについては細部観察を参照

■霜取りパンタグラフ搭載に伴い自重も変更されている.
 41.7t→41.9t(0.2t増)



廃車に伴い一部修正:07-07-16
公開:06-07-18
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● 201系資料館
● 西東京鉄道管理局

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