電照式HMと電気連結器のハーモニー

4号車に組み込まれるクハ200-87(06-07-08 東小金井)

■豊田電車区のクハ201-87〜の第66編成の4号車に組み込まれているクハ200.
 中間に組み込まれるクハで唯一電照式ヘッドマークを装備する異端車である. これは1997(平成9)年10月12日に発生の大月事故(※1)により生じた車両不足解消(※2)の組成変更等により 10号車に組み込まれる際に改造したものである.

  ■前面
        (写真2枚とも06-07-09 拝島)
  電照ヘッドマーク電気連結器(自動解結装置)+中間用スカート
  この組み合わせはクハ200-87の1両のみで,他にこの形態の車輌は存在しなかった.

  ■普段
   (05-10-29 立川)    (07-06-21 高尾)
  通常10両編成で運転されていたため,5号車のクハ201-88と向かい合わせになる.
  2006年8月の検査前までは「電照式」と「差込式」,
  それ以降は「電照式」と「オリジナル」と異なる顔が向かい合うスタイルに.

 2005(平成17)年からは中間クハの差込式ヘッドマークの掲出が省略され台座のみ残る車両や, 入場時取り外した編成が登場した.
 しかしこのクハ200-87は離脱,廃車となった2007(平成19)年10月まで 1号車のクハ201と同じヘッドマークを掲出していた.

 写真は拝島で併結を待つ高麗川始発の青梅特快東京行.
(06-07-09拝島)

 この車輌を組み込むH9編成は,2007年3月18日のダイヤ改正に伴い分割運用から除外. 以降T108編成となり10両固定編成として運用された. 以降の営業運転ではクハ200-87が先頭に立って運転されること無く廃車された.

このダイヤ改正直前の2月24・25日,3月11日はホリデー快速あきがわ号に充当され, ホリデー快速ヘッドマークを掲出して走る姿を見ることが出来た.

右は2月24日に運転された際の写真(武蔵増戸)

 2007(平成19)年10月25日,惜しまれつつも廃車となったこの編成は, 他の中央線用車輌と同じく自力で長野へ回送された.

通常の営業運転では走らなかった大月以遠を自力で回送されるクハ200-88〜10連(大月‐初狩)


■※1:大月事故
1997(平成9)年10月12日20時過ぎ大月駅構内で発生した事故.
同駅を通過中のE351系(スーパーあずさ13号・現車12両)に入換待機中の201系基本編成6両(武蔵小金井H14編成・クハ200-116〜)が 信号を冒進して衝突,E351系が脱線転覆,201系も脱線する重大事故.幸い死者は出なかったが62名がけが, 上下158本運休・5万4000人に影響を及ぼした.
これにより中央線は四方津−甲斐大和間で運休、同月14日の7時過ぎに全線復旧した.
原因は入換車両(201系)の運転士がATSのNFBを断(ATS解放),入換信号を冒進したためとある.

■※2:車両不足解消
この事故により不足となった201系は三鷹電車区からクハ201-154以下10連を借り入れた. 中央快速線運用に就くに当たり通過駅防止装置が必要となるため1・10号車を除いた8両を塗色変更, 武蔵小金井電車区のクハを連結しH48編成として運用に就いた.
その後数回の組み替え,末期はクハ200-87を10号車に連結するに当たり現在のスタイルができあがった.
左の写真は10両固定のH48編成10号車に組み込まれ運用に就いていたクハ200-87.
(その他の転配等は割愛する.)


追記:07-10-29
追記:07-04-11
公開:06-07-10
● Specialty201 index
● 201系資料館
● 西東京鉄道管理局

inserted by FC2 system